◇韓国の経常収支 7年ぶりに赤字転落 韓国銀行(中央銀行)が発表した国際収支(速報値)によると、4月の経常収支は6億6000万ドル(約714億円)の赤字だった。赤字は、欧州債務危機が拡大した2012年4月以来。当時は欧州連合(EU)への輸出減少により経常収支が赤字を記録した。◇酒税を従量税に転換へ まずビール・マッコリから 韓国で来年から、酒類に対する課税方式が段階的に従価税から従量税に転換される。価格を基準とする課税方式から、酒類の量やアルコール分に比例して課税する方式に変わることになる。政府は与党との協議を経て、こうした内容の酒類課税方式の改編案を確定させたと発表した。19年の政府の税法改正案に反映させて国会に提出し、来年から施行する予定だ。政府はひとまず、ビールとマッコリ(濁り酒)について従量税に切り替える。これまで、韓国産ビールは製造コストと販売管理費、利益を含む出庫価格が課税標準となるのに対し、輸入ビールは国内での販売管理費や利益が含まれていない輸入申告価格が基準となるため、国産ビールが逆差別されているとの指摘があり、こうした声が従量税への転換の動きにつながった。マッコリには来年から1リットル当たり41.7ウォン(3.8円)の酒税が課される。マッコリは現在、最低税率の5%が適用されている。◇乗用車の個別消費税引き下げ 再延長 政府は与党との協議で、乗用車の個別消費税を30%引き下げる措置を今年末までの6カ月間延長することを決めた。引き下げは昨年7月19日から同年末までの予定だったが、2回延長され過去最長の約1年半続けられることになった。政府は今回の個別消費税引き下げ延長により、6カ月間で約1000億ウォン(約91億5000万円)の税収減になると見通した。◇韓国初の遺伝子治療薬許可取り消し 医薬品安全当局トップが謝罪 食品医薬品安全処の李儀卿(イ・ウィギョン)処長は、販売許可が取り消された変形性関節症治療薬「インボッサ」を投与された患者に対する安全管理対策を発表するとともに、一連の事態について謝罪した。この治療薬は17年に韓国初の遺伝子治療薬として許可を受けたが、薬剤に含まれる細胞が提出資料に記載された軟骨細胞ではなく、腫瘍を誘発する可能性がある腎臓細胞だったことが明らかになっていた。食品医薬品安全処は米食品医薬品局(FDA)のガイドラインに従って15年間患者の状態を観察するほか、被害発生時の補償案などを開発元のコーロン・ライフサイエンスと協議することを決めた。◇レンジャーズの秋信守 メジャー通算200号本塁打 米大リーグ、レンジャーズの韓国出身選手、秋信守(
チュ・シンス)外野手(36)が5日(日本時間)のオリオールズ戦に「1番・左翼」で先発し、初打席で本塁打を放った。シーズン11号、メジャー通算200号本塁打。アジア出身選手で初めて、大リーグで200本塁打の大台に到達した。◇
ユチョン被告元恋人 初公判で薬物使用おおむね認める 歌手兼俳優のパク・ユチョン被告の元交際相手で、同被告と共に薬物を使用した罪などで起訴された大手乳業会社・南陽乳業創業者の孫、ファン・ハナ被告の初公判が水原地裁で開かれた。ファン被告は起訴内容をおおむね認めたが、パク被告と一緒に薬物を使用したことについては一部否認した。
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