【済州聯合ニュース】国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長が、18~19日に韓国・済州の漢拏体育館で開かれる第3回コリアカップ済州国際体操大会の視察のため韓国を訪れた。 日本で唯一の国際オリンピック委員会(IOC)委員でもある渡辺氏と、旧ソ連代表の元体操選手で1976年のモントリオール五輪と80年のモスクワ五輪で合計5個の金メダルに輝いたネリー・キムFIG副会長は、17日に李栄薫(
イ・ヨンフン)大韓体操協会会長など協会関係者との夕食会に出席し、今大会に対する期待感を示した。 体操協会によると、渡辺氏は「南北体操交流は私の宿願の事業だ」だとしながら「来年の東京五輪で南北が体操の合同チームを結成できるよう、引き続きサポートする」と強調した。 また、渡辺氏は「南北の和合はIOCの平和精神とも直結する」と述べたという。 同氏はこれまで3回にわたり北朝鮮・平壌を訪問。北朝鮮に対し体操の南北合同チーム結成を打診するとともに、今回のコリアカップへの出場を勧めた。 北朝鮮は当初コリアカップ出場に前向きな反応を示していたが、エントリー期限の5月末までに参加の意向を表明せず、最終的に不参加となった。
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