日本の航空自衛隊が撮影した独島付近を飛行するロシアのA50早期警戒管制機=(ロイター=聯合ニュース)
日本の航空自衛隊が撮影した独島付近を飛行するロシアのA50早期警戒管制機=(ロイター=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ロシア軍用機による韓国領空侵犯について、韓国国防部の関係者は24日、機器の誤作動のためとするロシア側の説明に納得できないとの立場を明らかにした。 同関係者は記者団に対し、前日に行われたロシアの駐韓武官との協議内容を紹介し、「われわれは機器の誤作動のはずがないと判断する」と述べた。  同関係者によるとロシアの武官は前日の協議で、正常な飛行ルートを通っていれば、領空を侵す理由がなく、機器の誤作動だった可能性があるとし、同じようなことは今後発生しないと述べたという。 これと関連し、青瓦台(大統領府)の尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席秘書官はこの日の会見で、ロシアの武官が前日の協議で、「機器の誤作動で計画していない地域に入ったとみられる。韓国側が領空侵犯の時間や位置情報などを提供してくれれば、事態の解決に役立つ」と話したと伝えた。 国防部関係者は「まだ情報は与えておらず、渡すことができる情報のレベルがどの程度なのか、座標だけ渡すか、われわれが撮影した写真も提供するのかなどを検討しなければならない」とし、機器の誤作動があったかどうかなどについては今後ロシア側との実務協議で扱う内容と説明した。25日に韓ロの局長級実務協議が実施される予定だ。 軍関係者は韓国空軍のKF16戦闘機が領空侵犯したロシアのA50早期警戒管制機の操縦士を識別できる距離まで接近したと説明した。 軍事専門家らは機器の誤作動の可能性は低く、操縦士が座標を誤って入力した可能性を指摘している。 軍の専門家は「操縦士が目的地の座標を入力すれば航空機は入力された座標にしたがって飛行する」とし、「しかし座標の一つでも間違って入力されれば、航空機は予定された飛行ルートから大きく外れる」と説明した。  空軍関係者も機器の誤作動はありえないとし、「(ロシア側が)外交的な行動で謝罪をするとみられる」と話した。 
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0