◇韓国議長の寄付金支給案 徴用問題解決なるか 韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が、強制徴用問題の解決策として韓日両国の企業、政府、国民が参与する「記憶人権財団」を設立し、被害者1500人に総額3000億ウォン(約277億円)の慰謝料を支払うことを骨子とする法案を準備していることで注目を集めている。文議長が今月訪日した際に構想を示したこの法案は、日本が明確に拒否しなかったことで有力な解決策として急浮上した。だが、現在のところ被害者らは法案におおむね反対しており、問題解決のためには補完の必要性が指摘されている。◇北朝鮮民間船舶が韓国側に侵入 軍が退去措置 北朝鮮の民間船舶が黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて韓国側に侵入し、韓国軍が警告射撃を行ったことが分かった。合同参謀本部によると、韓国軍は27日午前6時40分ごろ白ニョン島の西北でNLLを越えて南下する商船1隻を発見し、通信と警告射撃による退去措置を取った。軍関係者は「北朝鮮の商船は天候不良と機関故障により漂流してきたものと確認された」とした上で「自力で黄海遠海に低速で移動している」と述べ、偶発的な侵入で威嚇行為はなかったと説明した。◇7~9月の出生数が過去最少 2年連続の出生率1.0割れ確実に 統計庁が27日発表した「人口動向」によると、今年7~9月期の出生数は前年同期比8.3%減の7万3793人で、7~9月期としては1981年に統計を取り始めてから最も少なかった。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数である合計特殊出生率は前年同期に比べ0.08ポイント下がった0.88で、7~9月期としては08年の統計開始以来最低となった。統計庁の関係者は「通常10~12月期に出生数が減少する傾向があるため、今年の合計特殊出生率は昨年(0.98)に続いて再び1.0を割り込み、さらに落ち込む可能性が高い」と説明した。◇ク・ハラさん告別式しめやかに 日本のファンも最後の別れ 2016年に解散したガールズグループKARA(カラ)の元メンバーで、24日に亡くなったク・ハラさん(享年28)の告別式が27日、ソウル・江南セブランス病院の葬儀場でしめやかに営まれた。葬儀は非公開で行われたが、遺族の意向により25日から27日まで弔問会場が別途設けられ、韓国だけでなく日本からも駆け付けたファンらが別れを惜しんだ。
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