【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は3日、ロッテホテルソウル(同市中区)で4、5両日に延世大・金大中図書館、ソウル研究院と共同で「ソウル平和会議」を初開催すると発表した。 世界の政治家、学者、運動家などが出席するこの会議では、初日に東ティモールのホルタ元大統領が基調演説を行う。ホルタ氏は東ティモールにおける紛争を平和裏に解決し、独立に導いた功労者として1996年にノーベル平和賞を受賞した。 同氏は「世界と東北(北東)アジアの平和」と題して発表を行った後、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と気候変動、水の安全保障、貧困、難民などをテーマに対談を行う。 また、和田春樹・東京大名誉教授が「日本と東北アジア平和の未来」、閻学通・中国清華大教授が「中国はどのような平和を願うか」をテーマに発表するほか、金基正(キム・ギジョン)延世大教授が座長を務める討論などが行われる。 2日目にはニュージーランドのクラーク元首相が「政治、和解、平和」について発表し、韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相、鄭鉉栢(
チョン・ヒョンベク)元女性家族部長官と対談する。 朴市長は「ソウルは植民地支配、理念対立、軍事独裁、貧困を克服して独立、平和、民主主義、繁栄の歴史を作り上げた唯一の都市だ」とし、「全ての人の普遍的な平和が始まるのに最も適した境界地点だ」と述べた。 ソウル市は今回の会議をステップに来年から規模を大幅に拡大し、学術会議や世界的ミュージシャンらが参加する文化行事などを加えた「第1回ソウル平和フォーラム」を開催する計画だ。
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