仁川空港で記者会見する安哲秀氏=19日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港で記者会見する安哲秀氏=19日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の第2野党「正しい未来党」の安哲秀(アン・チョルス)前国会議員(57)が19日、1年余りの海外生活を終え帰国した。 安氏は仁川国際空港到着後、記者会見を開き「実用的な中道政治を実現する政党を立ち上げる」との考えを示した上で、「実用とは理想的な考えだけに執着することを拒否し、実際に問題を解決し世の中を変化させることに焦点をあてることだ」と述べた。 また、「現政府の間違った政策を正し、国政運営の暴走を阻止するために先頭に立つ。政府が国家の全てを決定し国民が従う時代は過ぎ去った」としながら、これからは政府が後押し役に回るべきだと強調した。 安氏は2017年5月の大統領選に出馬して現大統領の文在寅(ムン・ジェイン)氏を猛追したものの終盤で失速し、得票率で3位に終わった。18年6月のソウル市長選で落選したことを受けて政治の一線から身を引き、同年9月に留学のためドイツへ向かった。19年10月に渡米し、スタンフォード大の客員学者を務めた。  会見終了後、記者団から4月の国会議員総選挙への出馬に関する質問が出ると「出馬しない」と答えた。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0