会合は握手を交わし良い雰囲気の中で始まったが、対立の構図を残して終わった=4日、ソウル(聯合)
会合は握手を交わし良い雰囲気の中で始まったが、対立の構図を残して終わった=4日、ソウル(聯合)
ハンナラ党大統領選挙候補者に立候補している朴槿恵(パク・クネ)前代表と李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長が4日、姜在渉(カン・ジェソプ)代表、金炯オ(キム・ヒョンオ)院内代表を交え4者会合を行ったが、党内選挙規則をめぐり対立、見解の相違を再確認した。4月25日の再選・補欠選挙惨敗以来の党内紛を治め和合するため設けられた会合だったが、根深い対立を浮き彫りにして終了、ハンナラ党刷新作業の難航を予告した。
 姜代表は会合で、党刷新案9項目を提案した。相生の党内選挙、製作討論会開催などの8項目では特別な対立はみられなかったものの、最大争点である党内選挙ルールについて「党指導部に一任してほしい」と求めたところ、両候補者の意見が対立した。李前市長は「党内選挙規則には党の意向と国民の意向を等しく反映させるべき」と強調しながらも、姜代表に委ねる意向を示した一方、朴前代表は既存の党内選挙規則を原則通り守るべきとの姿勢を貫き、事実上一任は不可能との立場を示していたと、臨席者が伝えた。

 現行の党内選挙規則では、投票参与比率を代議員20%(4万人)、党員30%(6万人)、一般国民30%(6万人)、世論調査20%(4万人)とし、代議員・党員・国民投票参加者数に世論調査結果を連動させると定めている。李前市長陣営は、国民投票参与率が代議員・党員より低いことから、世論調査は比率ではなく人数を適用しなければ、党と国民の意向が平等にならないとしている。これに対し、朴代表は既存まま修正の必要はないとの立場だ。この会合後も、「候補者が有利・不利によってルールをたびたび変えようというのはいかがなものか。ルールの変更は公の党を私物化するもの」と述べ、李前市長を強く批判した。


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