韓国柔道代表チームが新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、ロシア大会に出場できなくなった(提供:大韓柔道会)
韓国柔道代表チームが新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、ロシア大会に出場できなくなった(提供:大韓柔道会)
韓国柔道代表チームが新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、ロシア大会に出場できなくなった。これにより、東京五輪出場権の確定にも黄信号が灯った。

 大韓柔道会は9日、「五輪ランキングポイント獲得のために出場予定だった柔道グランドスラム・エカテリンブルグ大会に出場することができなくなった」とし、「ロシア保健当局と体育局の『ロシア入国2週間以内に韓国、中国、イラン、イタリアへの訪問歴がある者は隔離対象となる』ガイドラインを守るため」であることを明らかにした。

 当初大韓柔道会は、ロシアの新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインを確認して、選手団全員が新型コロナウイルスの検査を実施したが、8日、国際柔道連盟とロシア柔道協会を通じて大会参加が困難であるという最終的な立場を伝えた。

 しかし、東京五輪の出場権を得る可能性はまだ残されている。

 大韓柔道会は「国際柔道連盟が、今回の大会不参加によって五輪ランキングポイント獲得に影響が出た国の状況を考慮して、国際オリンピック委員会(IOC)にオリンピック出場権の分配規定に関する全面的な見直しを要請することを約束した」と説明した。

 現在、東京五輪の出場権獲得のために、残された大会は5つだ。

 大韓柔道会は代表チームが、今後残りの大会に出場できるように、大韓体育会、文化体育観光部、外交部、国際柔道連盟などと協力して方法を模索しているところだ。
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