その競争相手は中国の自動車メーカーと技術提携を拡大している日本のトヨタである。現代車の“NEXO”とトヨタの“MIRAI”の1回の充電距離など技術的な部分だけをみれば、どちらかがはっきりと優位であるとは言えない競争相手である。
ただ、現代車は自ら開発した水素燃料電池システムを、他の完成車メーカーに供給する方案をずいぶん前から苦心してきたことに加えて、発電用燃料電池部門にも土台を築き事業面ではより優位に立てると分析されている。
特に四川現代を完全な自社としたことで、水素商用車部門でかなりのシナジー効果が期待されている。
周辺の環境もいいとされている。四川は上海と武漢、蘇州、張家口などとともに中国現地で水素エネルギーによる環境の構築が積極的に進められている地域である。四川省は成都を中心に全体の地域に“水素エネルギー総合交通ネットワーク”を構築する方針を掲げ、水素自動車の生産も計画している。
現代自動車は5日、四川現代の工場で水素電気商用車の生産に出るという内部方針を定め、研究開発(R&D)の強化に集中すると伝えた。
業界関係者は「結局、中国がどのメーカーの燃料電池システムに従っていくのかによって、優位が分かれる」とし「そのためには汎用性が重要であるが、フォルクスワーゲングループと同盟を構成し水素自動車の核心部品の供給に出た現代車がトヨタに劣るという理由はない」と語った。
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