期日前投票を行うために仁川空港に設置された投票所に並ぶ有権者=(聯合ニュース)
期日前投票を行うために仁川空港に設置された投票所に並ぶ有権者=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国中央選挙管理委員会は10日、総選挙(15日投開票、定数300)の期日前投票の初日となったこの日の投票率は12.14%だったと発表した。期日前投票が実施された全国規模の選挙のうち、初日としては過去最高を記録した。 選管委によると、10日午前6時から午後6時まで実施された初日の期日前投票で4399万4247人の有権者のうち、533万9786人が投票した。 地域別では、全国17市・道すべて10%台を記録し、全羅南道が18.18%で最も高かった。最も低かったのは大邱市で10.24%だった。 これまでの期日前投票の初日の投票率と比べると、2016年の総選挙が5.45%だった。17年の大統領選挙では11.70%、18年の統一地方選挙は8.77%だった。期日前投票が実施された初めての全国規模の選挙となった14年の統一地方選挙は4.75%だった。 選管委の関係者は聯合ニュースの取材に対し、今回の総選挙の期日前投票の投票率が高い理由について、「新型コロナウイルスの感染拡大により、選挙日は投票所に人が集まると予想し、別の日に投票しようとする心理による影響が大きいようだ」とし、「現時点では全体の投票率が高くなるかについては予断できない」と述べた。 期日前投票は11日まで行われる。投票時間は午前6時から午後6時までで、本人確認ができる写真付きの身分証明書を持参すれば、全国3508カ所のすべての投票所が利用できる。このうち8カ所は、新型コロナウイルスに感染して軽症者向け施設の「生活治療センター」で過ごしている有権者のため、センター内に設けられた。
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