投票所を訪れて発熱が確認された人と自主隔離者は、別途に設けられた場所を利用する。投開票前日、ソウル市内の投票所で防疫作業をする関係者=14日、ソウル(聯合ニュース)
投票所を訪れて発熱が確認された人と自主隔離者は、別途に設けられた場所を利用する。投開票前日、ソウル市内の投票所で防疫作業をする関係者=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため自主隔離している有権者のうち22.8%にあたる1万3642人の有権者が、15日投開票される総選挙の投票を申し込んだ。行政安全部は同日、1日から14日までに各自治体の保健所から自主隔離を求められた感染者とその接触者、海外からの入国者のうち、感染が疑われる症状がなく投票が可能な有権者からの投票申請の受付結果を明らかにした。これらの申請者は、発熱やせきなどの症状がなければ15日午後5時20分から7時まで、投票のための外出が可能だ。

 申請者を地域別にみると、ソウルが4518人で最も多く、京畿道が4286人、釜山が837人、仁川が735人など。在外選挙の届け出をしたか韓国で住民登録をしていない在外国民は、原則的に韓国での投票対象から外された。

 申請者は外出時にマスクを着用し、自家用車か徒歩で移動する。移動時間が30分未満に限り外出が認められる。また、担当公務員に各段階の自身の行動を報告し、外出中はほかの人と対話や接触をしてはならない。

 投票所には6時前までに到着する必要がある。屋外に別途設けられた場所でそれぞれ2メートル以上離れて待機し、通常の投票が締め切られた後、臨時の投票場所で投票する。終わればまっすぐ自主隔離中の場所に戻る。

 行政安全部によると、自主隔離者が投票守則を守らない場合は自主隔離の履行違反と見なし、懲役または罰金を科すこともある。また、事前に投票を希望しなかったにもかかわらず投票所を訪れた自主隔離者は無断離脱に該当する。

新型コロナウイルス感染が広がっている中で、総選挙が投票当日を迎えた=(聯合ニュース)[



Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0