北朝鮮エリート層、仮想プライベートネットワーク使用が増加 「対北制裁を回避」

北朝鮮の特権層（エリート層）が、対北制裁を回避するためインターネット仮想プライベートネットワーク（Virtual Private Network/VPN）を利用していると自由アジア放送（RFA）が15日、報道した。

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　RFAはこの日、米国サイバー保安業者「Recorded Future」の「北朝鮮が不正体制のツールとしてインターネットをどのように革命化したか（How North Korea Revolutionized the Internet as a Tool for Rogue Regimes）」との報告書を引用し、このように伝えた。

　報告書は「平壌のエリート層の間でインターネット使用方式が変化している」とし、「特に、軍事情報界に携わるエリート層は従来よりも強力なVPN保安ネットワークを活用している」と指摘。

　また「北朝鮮のエリート層はVPNを利用したサイバー攻撃およびオンライン詐欺、金融犯罪などの活動を通して、インターネットを収益創出のツールとして使用している」とし、「加えて、北朝鮮の核と弾道ミサイル開発、サイバー知識習得などのため活用している」と主張した。