ソウル市内の投票所で投票する自主隔離中の有権者=15日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内の投票所で投票する自主隔離中の有権者=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で15日午前6時から投票が始まった総選挙(定数300)で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため自宅などで自主隔離している有権者は一般有権者の投票が締め切られた午後6時以降に1票を投じた。 自主隔離中の有権者のうち、14日までに申請し、15日に発熱やせきなどの症状がない人のみ、午後5時20分から7時まで、投票のための外出が認められた。 自宅を出るときには担当公務員に報告し、マスクを着用して自家用車か徒歩で移動し、午後6時前までに投票所に到着する必要がある。 投票所では、屋外に別途設けられた場所でそれぞれ2メートル以上離れて待機し、通常の投票が締め切られた後、検温と手の消毒を終えてから臨時の記載台で投票する。終わればまっすぐ自主隔離中の場所に戻る。 ソウル市内の高校に設置された投票所では、自主隔離中の有権者のため臨時の記載台が運動場に置かれた。 午後5時20分ごろ、帽子とマスクを身に着けて投票所を訪れた女性は、防護服姿の投票所のスタッフに案内され、手の消毒と検温を済ませ、しばらく待機した後、午後6時過ぎに投票した。 投票所の関係者は「記載台は一人一人、投票を終えるたびに防疫・消毒をしている」と説明した。 新型コロナウイルスが世界的に猛威をふるう中、全国規模の選挙が行われることから、今回の韓国総選挙は特に自主隔離中の有権者の投票を巡り、国外からも注目を集めた。この日投票所では防護服を身につけた海外メディアの関係者が取材する姿も見られた。 投票を終えた自主隔離中の有権者は午後7時までに自宅など隔離中の場所に戻り、アプリなどで担当公務員に到着したことを報告しなければならない。 行政安全部によると、自主隔離中の5万9918人のうち、1万3642人が事前に投票を申請した。
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