【ソウル聯合ニュース】ソウルの繁華街・梨泰院のクラブで発生した新型コロナウイルスの集団感染について、韓国の中央防疫対策本部は10日午後、同クラブ関連の感染者が54人に増えたと発表した。午前10時に発表した同日午前0時時点の新規感染者34人のうち同クラブ関連の感染者は24人だったが、0時から正午の間に新たに11人の感染が確認され、計54人になった。 54人の感染者を地域別にみると、ソウル市が30人で最も多く、首都圏の京畿道と仁川市がそれぞれ14人と6人。忠清北道が2人、釜山市と済州道が1人ずつ。 このうち梨泰院のクラブを訪れた感染者が43人で、残り11人は感染者の家族や職場の同僚ら。 同本部は「4月末から5月6日までの間に同クラブを訪れた人は新型コロナウイルスにさらされた可能性がある。自宅にとどまり、管轄の保健所に連絡して検査を受ける必要があるかどうかを含めて指示に従ってほしい」と呼びかけた。 この日、ソウル市竜山区などにある新型コロナウイルスの専用診療所には検査を希望する人の長い列ができた。今回の集団感染により、一時は閑散としていた診療所を多くの人が訪れている。
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