韓国にプロ野球が誕生して25年、初のドーム球場が建設される。韓国野球委員会(KBO)は15日、京畿道安山市、現代建設、現代証券と、文化複合ドーム球場建設に向けた了解覚書(MOU)を交わした。
 国内初のドーム球場は、安山市檀園区草芝洞「ワースタジアム」横5万9274坪のスポーツ施設用地に建設される。総工費7000億~8000億ウォンで、来年初めに着工、2012年の完成を目指す。開閉式屋根付きの天然芝で最新施設を導入する。

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 これまでKBOはドーム球場建設に向け、ソウル市や京畿道城南市、大邱市などと数度にわたり接触してきたが、民間からの投資が得られず難航していた。安山ドーム球場は現代証券と現代建設が企業連合を構成し、球場だけでなく各種レジャーセンターや特級ホテル、百貨店などを備えたスポーツ総合テーマパークとして建設する計画だ。

 朴柱源(パク・チュウォン)安山市長は、四季を通じて活用できる世界最高レベルのドーム球場と総合テーマパークをつくり、プロ球団誘致と国際大会の招致を目指したいと抱負を語った。ドーム球場完成後の2013年にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アジア予選を招致する案も明らかにした。

 KBOの申相佑(シン・サンウ)総裁は、宿願だったドーム球場建設の実現に満足感を示し、「韓国野球市場最もよろこばしい日」と感慨を新たにしている。


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