◇新型コロナ感染者が12人増 前日より大幅に少なく 韓国の中央防疫対策本部は21日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から12人増え、計1万1122人になったと発表した。増加数は前日の32人を大きく下回った。死者は前日から1人増え、計264人となった。新たに感染が確認された12人のうち、10人が国内での感染だった。◇韓国製の診断キットに世界中が熱視線 新型コロナで輸出相次ぐ 新型コロナウイルスの感染拡大が世界で続く中、韓国製の診断キットが引く手あまたとなっている。すでにアジアだけでなく北米、南米、中東、アフリカに輸出されているが、感染拡大の勢いが衰えない国からの供給要請は続いており、業界では今後も輸出が増えると見込んでいる。韓国関税庁の集計によると、診断キットの輸出額は1月の3400ドル(約37万円)から4月は2億123万ドルに急増した。輸出先は103カ国・地域に上る。◇尹美香氏がひざまずいて謝罪 慰安婦被害者「許したことはない」 与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員が19日、南東部の大邱を訪れて旧日本軍の慰安婦被害者の李容洙(
イ・ヨンス)さんと会っていたことが分かった。李さんは今月上旬、尹氏が理事長を務めていた慰安婦被害者の支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の運営を批判していた。韓国紙・京郷新聞の20日付報道によると、尹氏は19日夜に大邱市内で李さんと会い、10分ほど話をした。尹氏がひざまずいて李さんに寂しさを感じさせたことを謝罪すると、李さんは「かわいそうに」と言って涙を流したと同紙は伝えている。だが、この報道に関し、李さんは大邱市内のカフェで韓国紙ハンギョレの記者と会い、「許したことはない」と述べた。◇サムスン電子 ソウル郊外に半導体受託生産ライン構築へ サムスン電子が20日、ソウル郊外の京畿道・平沢に極端紫外線(EUV)を採用したファウンドリー(半導体受託生産)の生産ラインを構築する大規模投資計画を発表した。これにより、2030年に世界のシステムLSI(大規模集積回路)市場で1位を達成する「半導体ビジョン2030」の目標に一歩近付く計画だ。同社は今回の投資規模を公開していないが、証券業界では10兆ウォン(約8700億円)に上る大規模投資が行われるとみている。◇慰安婦支援団体の前理事長巡る疑惑解明へ 最大野党が特別チーム 保守系最大野党「未来統合党」が、正義連前理事長の尹美香次期国会議員を巡る疑惑を調査するタスクフォース(TF、特別チーム)を設置した。同党の李鍾培(イ・ジョンベ)政策委員会議長は「真相を究明して捜査と(尹氏の当選)辞退を促し、(疑惑に関する国会による)国政調査の推進も話し合う」と明らかにした。また、正義連の不正会計疑惑を取り上げ、「市民団体が会計を不正に行えないようにする制度もTFで整えたい」と述べた。◇元レスラーの金一さん 国家貢献者として国立墓地に納骨へ 大木金太郎のリングネームで日本のプロレス界で活躍した韓国出身の故金一(キム・イル)さん(1929~2006年)の遺骨が、22日に中部の国立墓地・大田顕忠院の国家社会貢献者墓域に納められる。大韓体育会(韓国オリンピック委員会)が伝えた。金さんは、逆境や苦難を乗り越えて全世界に韓国をアピールしたアスリートや指導者、韓国スポーツ界発展の功労者の中から選ばれる「スポーツ英雄」。国家報勲処は今年4月、金さんの功績を評価して国立顕忠院への納骨を承認した。
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