記者会見を行う李容洙さん=25日、大邱(聯合ニュース)
記者会見を行う李容洙さん=25日、大邱(聯合ニュース)
【大邱聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんが25日、南東部・大邱市内で記者会見を開き、慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の前身、「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の募金活動を知ったときに「恥ずかしかった」と述べた。 李さんの会見は今月7日に続き2回目。前回の会見では、正義連の寄付金の使途について疑問を呈し、正義連がソウルの日本大使館前で開催している定例の「水曜集会」についても慰安婦問題の解決に役に立たないと批判した。 この会見を機に、正義連の会計処理や事業を巡る疑惑、正義連の前理事長で与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員の不正疑惑までも取り沙汰されるようになり、検察の捜査が始まった。 李さんは今回の会見で、自身が慰安婦被害者として名乗り出た1992年6月、当時は挺対協の幹事だった尹氏から集まりがあると言われ出席したところ、そのときから挺対協が募金するのを目にしたと振り返った。 あるときはバスケットボールの選手たちを訪ね寄付金を募ったこともあったとし、「なぜ募金するのか分からなかった。恥ずかしかった」と述べた。
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