【ソウル聯合ニュース】国を守るため犠牲になった人々を追悼する「顕忠日」の6日、韓国中部・大田市にある国立墓地、国立大田顕忠院で営まれた追悼式に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が出席し、犠牲者の冥福を祈った。 今年の追悼式はソウル市内の国立ソウル顕忠院で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で首都圏の防疫が強化されたことを受け、場所を大田に変更した。青瓦台(大統領府)の姜珉碩(カン・ミンソク)報道官は、文大統領が自ら変更を決定したと説明した。 文大統領は2017年5月の就任後、毎年追悼式に出席している。 「大韓民国の名であなたを記憶します」をテーマに開かれたこの日の式典で、文大統領は朝鮮戦争参戦兵をはじめ、独立有功者、民主有功者、新型コロナウイルスの対応に当たる中で殉職した公務員の遺族と共に会場に入場した。 国のために献身した犠牲者の中には、朝鮮戦争の「長沙上陸作戦」に参加した兵士も含まれる。長沙上陸作戦は、国連軍による仁川上陸作戦の前日である1950年9月14日、慶尚北道盈徳郡長沙里で行われた陽動作戦で、多くの学徒兵が動員された。 このほか、独立運動家で詩人の李陸史(イ・ユクサ)の遺族や李承晩(イ・スンマン)政権を崩壊させた60年の四月革命(4・19革命)の引き金となった馬山3・15義挙の犠牲者の遺族なども出席した。
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