【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者の李容洙(
イ・ヨンス)さんが3日、慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の李娜栄(
イ・ナヨン)理事長と2度目の面談をし、慰安婦問題を巡る活動について話し合ったことが分かった。正義連が伝えた。 李さんは5月に大邱で開いた会見で、寄付金の使途などに関して正義連の運営を批判し、正義連が慰安婦問題の解決を求めてソウルの日本大使館前で開いている「水曜集会」の廃止を求め、大きな波紋を呼んでいた。 正義連によると、両氏はこの日午前、南東部の大邱市内で面談し、約5時間30分にわたり意見交換したという。両氏の面談は先月26日以来となる。 李さんはこの日、李理事長に対し「水曜集会を支持するが、方式に変化がなければならない」とし、慶尚南道・昌原や、釜山など慰安婦被害者を支援する団体がある地域で集会を行うことを提案したという。 水曜集会については、「健康が許す範囲内で直接また映像により参加する」と話したという。 また、慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」を各地に設置する運動を続けることや、「『慰安婦』被害者」という名称を正確に用いることなどを求めたという。 李さんは「若い世代の教育と韓日の若者世代の交流のために地域別に慰安婦歴史教育館の活性化が必要だ」とし、慰安婦被害者が共同生活する施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を「日本軍慰安婦歴史館」と名称を変え、館内に教育設備を整える必要があると主張。「平和の少女像をさらにあちこちに建てなければならない。少女像を必ず守ってほしい」と要請したという。 正義連と李さんは今月中に共同記者会見を行い、具体的な立場を示すとみられる。
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