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韓国農水産食品流通公社によると、キムチの輸出量は2016年の2万3490トンから17年は2万4311トン、18年は2万8197トン、19年は2万9529トンと毎年増加した。今年は上半期に昨年の年間輸出量の68.3%に当たる2万259トンを輸出した。
6月現在の主な輸出先は日本、米国、オーストラリア、香港、台湾。これら国・地域への上半期の輸出量は既に昨年の6~8割を達成した。最大の輸出先、日本には昨年1万5949トンを、今年上半期は昨年の64.9%に当たる1万349トンを輸出した。
韓国の主な食品メーカーのキムチ輸出量も伸びており、その先頭に立っているのが大象の「宗家キムチ」だ。宗家キムチの輸出額は15年の2600万ドル(約28億円)から毎年増加し、昨年は4300万ドルと4000万ドルを超えた。今年上半期は3000万ドルに上り、キムチの輸出額全体の41%を占めた。
宗家キムチの輸出先は日本、台湾、米国、欧州など40カ国・地域を超える。大象はキムチの世界化を目標に、年内に米国工場を着工する計画だ。来月からは中国・ 江蘇省連雲港市の工場での生産を開始する。
CJ第一製糖も日本、米国、シンガポール、欧州、タイなどにキムチを輸出している。特にベトナムでは18年から現地生産を行っている。今年上半期の輸出は前年同期より約30%増加した。代表商品の「BIBIGO白菜キムチ」の売り上げは前年同期比80%増えた。特に米国での売り上げが大きく伸びているという。
プルムウォンは米国で「Nasoya Kimchi」というブランドでキムチを販売している。
食品業界関係者は「数年前までは主に現地の韓国人がキムチを購入していたが、最近は現地住民の購入の割合が高まっている。今年上半期は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い需要が増加した」と話している。
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