【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官の後任に徐旭(ソ・ウク)陸軍参謀総長(57)を指名した。国会の人事聴聞会を経て任命される。 徐氏は韓米連合軍司令部の作戦処長や合同参謀本部の作戦本部長などを歴任し、昨年陸軍参謀総長に就任した。 青瓦台(大統領府)の姜珉碩(カン・ミンソク)報道官は徐氏について、「文政権の安保哲学と国政課題に対する理解度が高い」と起用の背景を説明。強固な韓米同盟に基づいた韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管や国防改革を推進できる適任者と評価した。 文政権発足後、国防部長官候補に陸軍出身者が指名されるのは初めて。宋永武(ソン・ヨンム)元国防部長官は海軍、鄭氏は空軍出身者だった。 一方、保健福祉部長官ら別の閣僚の人事も行われるとの見通しがあったが、新型コロナウイルスへの対応体制などを踏まえ、見送ったようだ。新型コロナウイルスを巡る状況が安定する場合、内閣改造に乗り出す可能性がある。
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