韓国ドラマ「アリス-運命のタイムトラベル-」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
ドラマ「アリス」が初回から大当たりした。
今月28日午後に韓国で初回放送されたSBS新金土ドラマ「アリス」(脚本:キム・ギュウォン、カン・チョルギュ、キム・ガヨン/演出:ペク・スチャン)は、第1話が4.1%、第2話が6.1%(ニールセンコリア調べ、韓国全国基準)を記録した。これは前作の「コンビニのセッピョル」の初回6.3%とほぼ等しい数値だ。
「アリス」は死んだ母に似た女性、感情を失ってしまった男の魔法のような時間旅行を描いたヒューマンSFドラマだ。
この日の放送は時間旅行が可能になった2050年を背景に始まった。2050年の恋人同士のユン・テイ(キム・ヒソン)とユン・ミニョク(クァク・シヤン)は、時間旅行を脅かす予言書を探すために1992年に訪れた。2人は予言書がある場所に向かい、そこで正体不明の男と激戦を繰り広げた。彼女たちは1枚破れた予言書を手に入れたものの、1人の女の子は父親の死を目撃してしまった。
2人は任務を遂行し未来に戻ろうとしたが、ユン・テイのお腹の中に子どもがいることを知った。2050年に行くために、再び放射能に覆われたワームホールを通ることになれば、ユン・テイのお腹の中の子どもに想像すらできない危険が迫る状況だ。結局ユン・テイは恋人であるユン・ミニョクから離れ1人で1992年に残った。彼女は母親になることを選び、1992年に1人で息子のパク・ジンギョム(チュウォン)を産んだ。
しかしパク・ジンギョムは他の子どもたちとは違った。自分の感情はもちろん、他人の感情も理解することができない生まれつきの無感情症なのだ。パク・ソニョンという名前で人生を始めたユン・テイ(キム・ヒソンの1人2役)は息子のパク・ジンギョムをそばでしっかりと守り抜いた。そんな中、パク・ジンギョムが女子高生の自殺事件に巻き込まれた。今回もパク・ソニョンは必至の努力で息子の汚名を晴らした。母の変わらない努力に、パク・ジンギョムも徐々に変わっていった。
そのように時間が流れ、2010年にパク・ソニョンの誕生日、息子と楽しい誕生日パーティーをしていたパク・ソニョンはしばらく外に出た。その時空に正体不明のドローンが現れた。そしてドローンはパク・ソニョンを追い始めた。時同じくして、帰ってこない母を心配し、家を出たパク・ジンギョムは不安感を覚えた。そして空の上のドローンを目撃した後、何かに導かれるように家に戻った。家にはパク・ソニョンが血を流して倒れていた。
パク・ソニョンは息子のパク・ジンギョムに「もしお母さんに再会したら絶対に知っているふりをするな」と述べた後に目を閉じた。パク・ジンギョムは生まれて初めて悲しみという感情を覚えた。母を胸に抱き、嗚咽していたパク・ジンギョムは刑事になった。母を殺した犯人を探すために。そしてまた10年が流れ、2020年になった。
2020年に刑事パク・ジンギョムはある誘拐事件を引き受けることになった。母が外国に出張した間にいなくなったことが奇跡のように戻ってきた事件。子どもはパク・ジンギョムに「お母さんがタイムマシーンに乗ってきた」と述べた。事件に疑問を抱き始めたパク・ジンギョムが空の上のドローンを目撃した。10年前に母が亡くなった日の夜に見たドローン。パク・ジンギョムはドローンを追いかけて走り、自動車にぶつかりそうになった瞬間、母とそっくりな女を発見した。その瞬間まるで時間が止まってしまったようで、パク・ジンギョムの頭の中に死ぬ直前母が言っていた言葉が思い浮かんだ。
「アリス」の初回は圧倒的な映像美で始まり興味深いストーリーを速いスピードと緊張感が満ちた展開にし、視聴者を魅了した。吹きすさぶ展開の中に劇中SFを意味する時間旅行、人間の感情を意味する母性愛まで盛り込んだ。ここに序盤の強烈なアクションから母性愛まで表現したキム・ヒソンの熱演、視聴者を集中させるチュウォンの圧倒的な表現力もためいきを誘った。
ドラマ「アリス」は毎週金・土曜日午後10時から韓国で放送されている。
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