国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(画像提供:wowkorea)
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(画像提供:wowkorea)
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、来年の東京オリンピックについて「安全な環境でのみ開催されるだろう」と9日(現地時間)伝えた。

フランスのAFP通信・日本のNHKなどによると、バッハ会長はこの日、オンラインにより進められたIOC理事会後の記者会見で、東京オリンピック開催問題について「今後 数週間、新型コロナウイルス感染症対策への多様なシナリオについて、重要で集中的な協議をしていく」とし「全ての関係者にとって、安全な環境で大会を開催するという原則を守る」と語った。

バッハ会長は「容易ではないが、ソーシャル・ディスタンスに関することも(大会のシナリオのうちの一つとして)検討中だ」とし「(新型コロナウイルスの)迅速な検査道具とワクチン開発の状況も注視し続けている」と説明した。

特にバッハ会長は「新型コロナウイルスのワクチン開発について、希望的な知らせが届いている」とし「大会開催に対して慎重ながらも楽観的である」とも語った。

このことに関して、IOC副会長であるジョン・コーツ東京オリンピック調整委員長は去る7日、AFPとのインタビューで「新型コロナがあってもなくても、大会は来年7月23日に開幕する」として、より断定的な発言をしていた。

しかしバッハ会長はこの日の会見で「我々は、明日の世の中がどのようになるかわからない。ましてや316日後は誰がわかろうか」とし「大会開催の可否を決定するのはまだ性急だ。ただ我々は今まで通り、来年の夏に全ての人にとって安全な環境でオリンピックを開催するということを目標としている」と改めて伝えた。

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