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まずは、前回のタキの脱落により、「コンセプトテスト」のユニット編成をし直すことになったI-LANDER。“清涼”コンセプトの「Chamber 5(Dream of Dreams)」ユニットは、タキが抜けたことで、メンバー選択権を持つキム・ソヌがパク・ソンフンを指名し、迎え入れた。パク・ソンフンにとっては、短い時間でまた新たな曲を準備しなくてはいけないため、圧倒的に不利な状況だ。それでも、すぐに気持ちを切り替え、練習量でカバーしていく姿が健気だった。
一方、“爆発”コンセプトの「Flame On」ユニットも、リーダーだったパク・ソンフンが抜けてしまい、新リーダーを選ぶと共に、パート替えもしなくてはいけない状況に。どちらのユニットもある程度の変更が生じたが、これを上手く乗り越えたのが「Flame On」ユニットだった。
元々、「Flame On」ユニットのケイ、ニキ、ジェイク、ハンビンは「BTSテスト」でも「DNA」で同じチームだったのでまとまりがあり、今回も自然な流れでケイが新リーダーに。何よりメンバーに対するケイの当たりが柔らかくなったことで、自由に意見が言い合える雰囲気となり、練習段階からいい気運が漂っていた。中間チェックでやってきたディレクターも、表情の表現に苦戦する「Chamber 5」ユニットへの辛口フィードバックとは違い、「Flame On」ユニットには特に言うことがないぐらい、すでにこの時点でかなり出来上がっていた。
それでなくても、こういったサバイバルでは、爽やかキュート系より、カリスマ性あふれるパワフル系パフォーマンスの方が印象に残るうえ、愛嬌ではキム・ソヌに敵う練習生がいないため、「Chamber 5」は完全にキム・ソヌの独り舞台といった印象。今回は特に、自分が得意とするタイプの曲かどうかが明暗を分けた。
テスト本番、「Chamber 5」ユニット(キム・ソヌ、イ・ヒスン、ヤン・ジョンウォン、ジェイク、パク・ソンフン)は総括プロデューサーのパン・シヒョク代表やディレクターらから、曲のイメージにぴったりなキム・ソヌ以外は、案の定、全体的に残念だったという評価。一方、「Flame On」ユニットはスタンバイの段階で、すでにスイッチが入っていると期待を寄せられ、パフォーマンス中、何度もプロデューサーらをうならせ、パフォーマンスが終わると、立ち上がって拍手をするディレクターも。これほどプロデューサー席がわいたのは初めてだ。
パン代表は「ものすごく良かった」、「プロのステージを見ているようだった」と満足そうな表情を浮かべ、毎回期待値を下回るパフォーマンスで、ガッカリさせられていたケイには「本当にとてもカッコよかった!“自分は(ケイの)この姿が好きだったよな”というものをしっかり見せてくれた」とし、ニキにも「僕の見る目を証明してくれて、ちょっとうれしい。この前から、証明してくれたと思っていたら」と言うと、サムズアップ。ニキのジャケットプレイまでアンコールするなど、ご機嫌だった。さらに、ディレクターもニキに「今回は(デビュー圏内の7人に与えられる)バッジをつけられると思う」と口を滑らせるほど、日本人練習生のケイとニキが揃って大絶賛された。
その賛辞は、そのまま結果となって表れた。プロデューサー評価の順位発表で、ついにケイが初の1位(92点・6位→▲1位)を獲得!「きょうの主人公だった」、「個人的にも良かったけれど、チームを上手く引っ張っていた」、「当然の1位」とこれ以上ない誉め言葉の嵐。
続いて、ニキが2位(87点・9位→▲2位)。「勢いが増したと感じた。次、どうなるのかすごく楽しみ」、「歌も普段よりはるかに良かった」と高評価が続いた。そして、ケイとニキが抱き合って喜びを爆発させている姿も微笑ましく、ケイがニキの頭をポンポンとする姿に、キュンとなった人も多いだろう。ファイナルを前に、ケイとニキが本来の実力をじわじわ発揮し、調子を上げてきたことをしっかり印象付けた。
3位(86点・1位→▽3位)は水を得た魚のように、笑顔満開にパフォーマンスをやりきったキム・ソヌ。4位(83点・2位→▽4位)となった“絶対エース”イ・ヒスンは、リーダーとしてもチームを上手く引っ張れず、パフォーマンスが満足にできなかった自分に腹を立て、悔し涙を見せた。5位(81点・5位→5位)はパク・ソンフン。ちなみに、彼は「Chamber 5」に移動し、練習できたのが5日で、タキがやる予定だった5番パートを担当。しかも5位。「5」づくしだった。
6位(79点・3位→▽6位)はジェイ、7位(78点・7位→7位)はジェイク、8位(77点・10位→▲8位)はダニエルと続き、残ったのは、自信のなさを指摘されたヤン・ジョンウォンと、悪いクセが改善されずに出てしまっていたと指摘されたハンビン。
最終的に9位(76点・8位→▽9位)はヤン・ジョンウォン、10位(72点・4位→▽10位)はハンビンという結果。これで、10位のハンビンは脱落となったが、驚くことに晴れやかな顔をしていたのが印象的だった。
なお、デビューメンバーが発表される最終回は9月18日(金)午後8時から生放送され、「BTS(防弾少年団)」と「TOMORROW X TOGETHER」の登場も予告された。I-LANDERは「ファイナルテスト」のステージを繰り広げ、デビューメンバーはグローバル視聴者投票で6人、プロデューサー評価で1人の計7人が決定。誰がデビューメンバーに選ばれるのか?ドンデン返しはあるのか?ドキドキしながら見守りたい。
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