23日、疾病管理局によると、問題のワクチンは、政府が確保した1259万人分(ドーズ)のうち22日接種のための500万ドーズ中の一部である。ワクチンが医療機関に供給される過程で、冷蔵温度が維持されなかったものと政府は把握した。政府は全体的な品質の検証のために全体の接種対象者の予防接種を中断した状態だ。500万ドーズについての品質検証を行う計画で、全てを廃棄処分するという最悪の場合の損失額は400億ウォン台にのぼる。
政府が明かした今回のワクチンの流通業者は「シンソン薬品」である。国家インフルエンザワクチン無料接種事業の唯一の流通医薬品卸業者として、今回初めてワクチンの流通を引き受けたという。
ワクチンが通常通り医療機関に供給される場合、インフルエンザワクチン接種を実施した医療機関は政府に該当費用を請求し、その供給額をワクチン製造・生産製薬会社に支払う。
しかし、ワクチンが廃棄される場合には、廃棄した分だけ医療機関から製薬会社への支払い額が減る。政府がこれを補償する場合、健保財政が使わざるを得ない。政府は調査を通じて「シンソン薬品」の薬事法違反かどうかを判断する方針である。
医師たちの間では、ワクチンが病院に送られてきた時に問題があったという話も出ている。
22日オンライン医師コミュニティサイトであるドクタープラザ(ダクプル)の掲示板で、ある医師は「(インフルエンザワクチンが)紙箱で送られてきて、少しおかしいとは思いました」と「ほとんどのワクチン会社が配送するときは分量がが多くて分けてくれるが、一度に660個が送られてきたようだった」と掲載した。
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