ドラマ「オ!サムグァンビラ」で巻き起こったセクハラ議論が2日間続いている。放送通信審議委員会には請願が受け付けられ、「オ!サムグァンビラ」の視聴者掲示板には、非難の声が殺到している。2日間続いている論議の中に「オ!サムグァンビラ」は、このクリップ映像サービスを中止した。

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今月27日に韓国で放送されたKBS2週末ドラマ「オ!サムグァンビラ」(脚本:ユン・ギョンア、演出:ホン・ソック)では、シャワーを浴びているウ・ジェヒ(イ・ジャンウ)を変態だと誤解したイ・ピッチェウン(チン・ギジュ)の姿が描かれた。

家族たちから最近、町内に変態が出没するという話を聞いたイ・ピッチェウンは女子トイレは叔母のイ・マンジョン(キム・ソヒョン)が使用中で、3階の男子トイレを使った。トイレに入った時に家の中に男性がいない中でシャワーをする音が聞こえると、変態がいるのではないかと思いラバーカップを持った。

シャワーカーテンを開けて登場したのは、ほかでもないウ・ジェヒだった。想定外の場所で会った2人は驚き、イ・ピッチェウンはウ・ジェヒを変態だと誤解し、ラバーカップでウ・ジェヒを殴った。殴られたウ・ジェヒはそのまま倒れ、ウ・ジェヒに押さえつけられたイ・ピッチェウンは声を上げた。家族たちが上がってきて、シャワーガウンが流れ落ち、ウ・ジェヒの裸体が露出された。

ハプニングとして見ることができるシーンだが、裸体がそのまま露出し、重要部分はモザイク処理された点で不快感を与えた。特に女性の家族たちがウ・ジェヒの裸体を目撃するシーンでは、象の鳴き声が挿入されセクハラ議論が提起された。

オンエア後「オ!サムグァンビラ」の視聴者掲示板、クリップ映像には不便な反応が相次いだ。一部の視聴者たちはこのシーンについて「(露出する)性別が変わったら放送廃止になったはず」、「映像も心地悪いが、象の鳴き声まで入れた」、「地上波の放送でとんでもない場面を流した」などのコメントが掲載され、「オ!サムグァンビラ」側の謝罪と後続措置を要求した。

「オ!サムグァンビラ」の視聴者掲示板だけでなく放送審議委員会にも苦情が寄せられた。28日に委員会側は情報サイトOSENに「『オ!サムグァンビラ』の第4話の露出シーンと関連し、請願が寄せられている。検討後に担当部署で再検討した後、審議するかどうかを決定することになる」と明らかにした。

視聴者たちの苦情の声が相次ぐ中、「オ!サムグァンビラ」側は、これといった公式な立場を表明していない。苦情はさらに激しくなり、論議は本日(9/29)までも進行形だ。

公式立場を明らかにしない「オ!サムグァンビラ」側は議論になったシーンが盛り込まれたクリップ映像サービスを中止し、措置に乗り出した。28日にOSENの取材結果、このシーンが収められたクリップ映像はポータルサイトや「オ!サムグァンビラ」の公式サイトでサービスが中止された。「オ!サムグァンビラ」側は、「サービスを中止したのは間違いない」と明らかにした。

その後「オ!サムグァンビラ」側は、「27日に放送された一部のシーンに対する視聴者の皆さんの苦情の声を謙虚に受け入れる。このシーンは再放送やプレビューを含め、以後提供される放送分から修正される予定だ。今後さらに留意して制作に臨むべく最善をつくす」と謝罪した。
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