ロイター通信は、WTO事務局長選出をとりまく不協和音は初めてのことではないと伝えたのち、米国は今回の事態を口実に、脱退する可能性があると推測した。
去る1999年 二人の候補をそれぞれ支持したことでWTOが分かれた時、その解決策として 任期を二人に分けることになった。当時の候補者たちは任期を半分に分け、それぞれが事務局長を務めた。
しかし2003年に新たな規則が制定された。2位の候補が辞退するか、最後は投票によるものにするということである。今回 韓国のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長は、辞退の意思をまだ明らかにしていない。
米国は今回 拒否権を使ったが、最後の投票まで進むことを「屈辱」と考えている。これにより ロイター通信は、米国が投票でWTO事務局長を決定することを一種の「戦争」とみなし、これを理由にWTOを脱退するかもしれないと推測した。
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