アン氏の甥であるデイビッド・アン氏は8日、「キム会長が第75回光復節慶祝式光復会長記念演説で、作曲家のアン・イクテを民族反逆者と規定するなどの虚偽事実を流布し、“死者の名誉”を傷つけた」としてソウル中央地検に告訴したと明らかにした。
これに先立ち。キム会長は8月15日「第75周年光復節慶祝式」で「最近光復会は愛国歌を作曲したアン・イクテ氏の親日・親ナチス関連資料をドイツ政府から受け取った。その中にはアン氏がベルリンで満州国建国10周年祝賀コンサートを指揮する映像がある」と主張した。
続けて「民族反逆者が作曲した歌を国歌に定めた国は全世界で大韓民国だけ」と声を高めた。
これに対して、デイビッド・アン氏は「この映像はドイツ留学生が2006年にドイツ連邦文書保管所で発見したベルリンフィルハーモニー大劇場でアン・イクテが指揮する映像で、ドイツ政府がアン・イクテの親日、親ナチス資料と規定して渡した資料ではない」と反論した。
キム会長は各種ラジオ番組に出演し「アン・イクテが日本のベルリン諜報担当など様々な親日行為が明瞭だ」、「アン・イクテの国歌がブルガリア民謡と軍歌を盗作した」と主張した。
デイビッド・アン氏は「キム会長は“光復節記念演説は個人の考えではなく、30回も内部検討を経た光復会の公式立場”と明らかにしたが、この言葉が事実なら光復会に対しても巨額の賠償を請求する民事訴訟を起こす」と明らかにした。
続いて「アン・イクテの遺族は今後も歴史的事実を歪曲し、虚偽事実を流布して死者の名誉を毀損するいかなる行為に対して座視せず、民事・刑事上の厳正な法的対応を取る」と述べた。
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