これによりユンさんは1989年、同事件の1審で有罪を言い渡された後、31年の時が過ぎて殺人者の濡れ衣が晴れることとなった。
水原裁判所は17日、「真犯人イ・チュンジェ 8番目の事件再審」に対する宣告公判を開き、ユンさんに無罪を言い渡した。
裁判部は「ユンさんが8番目の事件の犯人とされていた当時の捜査記録、現場検証、国立科学捜査研究院の検証内容書など採択された証拠について誤りがあったのは明白である」と説明。また「イ・チュンジェ(真犯人)が捜査機関と司法機関で陳述した内容は、非常に信ぴょう性があると見ている」と述べた。
その上で、裁判部は「裁判過程で、捜査機関の誤りを発見することができず、結局、誤った判決によってユンさんは20年もの長い間、獄中生活を強いられた」とし「裁判所が、人権の最後の砦として役割を十分に果たすことができなかった点について、司法部構成員の一員として深くお詫び申し上げる」と謝罪した。
華城連続殺人事件8番目の事件は1988年9月16日、キョンギ(京畿)ファソン(華城)で発生。パク某さん(当時13歳)が自宅で殺害された事件だ。唯一、イ・チュンジェ関連の”模倣犯罪”とされていた。しかし、連続殺人犯のイ・チュンジェが昨年9月、8番目の事件を含む10件の華城連続殺人事件とそのほかの4件について全て自身の犯行であることを自白。これにより、ユンさんは昨年11月13日、水原裁判所に再審を請求した。
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