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パク・ギニョン国民の力副報道官はこの日、論評を通じて「今回の事件を一般人と同じ物差しで再捜査しなければならない」と述べた。
また「李次官任命過程で政府が当該事実を知らなかったとすれば、その無能さを国民の前で謝罪せよ」と求めた。
パク副報道官は「タクシー運転手にした暴行と暴言がなくなることはないが、李次官は現在まで、何の弁明もしていない状態」だとし、「ムン・ジェイン(文在寅)政府関係者らは一様に特権意識に浸り、不法行為まで堂々と行うようだ」と批判した。
続いて「こんな事件があっても政府の呼び出しに何事もなかったかのように駆けつけ、他人を懲戒する姿を見ると本当に鳥肌が立つほど」とし「公正と正義を叫ぶ前に最小限の良心があるのか問いたい」と明らかにした。 ここで‘他人’とは、ユン・ソンニョル(尹錫悦)検察総長を指すものと見られる。李次官は、尹総長の停職2か月の処分を下した法務部検事懲戒委員会の委員だ。
ソウル市ソチョ(瑞草)警察署によると、李次官は次官に任命される前の弁護士時代だった先月上旬、夜遅くに瑞草区のあるマンション前でタクシー運転手の胸ぐらをつかんだ。
当時、マンションに到着したタクシー運転手は、酒に酔ったまま車の中で眠っている李次官を起こそうとしたところ、李次官は胸ぐらをつかんだ。ただし、タクシー運転手がやめるように言うと、李次官は行動をやめ、さらなる暴行はなかったという。
タクシーの運転手は車を降りて警察に通報し、出動した警察は李次官の身元を確認した後、後で調査することにして帰宅させた。
その後、タクシー運転手が怪我はなかったとし、処罰を望まないという意思を明らかにしてきたため、警察は11月中旬ごろにこの事件の捜査を終結した。
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