ドイツ保健相「ファイザーのワクチン、新型コロナ“変異種”にも効果」

最近 英国で拡散している新型コロナウイルス感染症の“変異種”にも、既存のワクチンを通じた予防効果が期待できると、20日（現地時間）ドイツの保健当局が伝えた。

イオン の最新ニュースまとめ

ドイツのイェンス・シュパーン保健相はこの日、ドイツの公共放送局“ZDF”に出演し「今まで我々が把握してきたことによると、“変異種”のウイルスにもワクチンの効果を発揮できる」とし「これはEU(ヨーロッパ連合)保健当局の専門家たちによる会議で話し合われた事項だ」と語った。

ドイツ保健省によると、EU保健当局の専門家会議は この日に召集され、ドイツ側では 疾病庁に相当するロベルト・コッホ研究所（RKI）の関係者が参席した。

シュパーン保健相は具体的に、自国の製薬会社“バイオンテック社”と米国のファイザー製薬が共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン（BNT162）をあげ「新型コロナワクチンに対する評価は、英国政府の医療最高責任者（CMO）であるクリス・ウィッティ教授とも共有している」と説明した。

ファイザー・バイオンテックのワクチンは 米国と英国などの国で、すでに 一般人を対象とした大量接種が実施されていて、EU加盟国もまた ヨーロッパ医薬品庁（EMA）の使用承認とEU執行委員会議の勧告が出されれば、接種に乗り出す方針である。