「誰もが享受できる明日」…ソウル市、ユニバーサルデザイン都市を構成する(画像提供:wowkorea)
「誰もが享受できる明日」…ソウル市、ユニバーサルデザイン都市を構成する(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル東大門区の「ファモク敬老堂」(高齢者向け地域福祉施設)が、筋力・認知能力の低下、障害等があっても高齢者が安全かつ便利に利用することができる「人生の避難所」として再誕生した。

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この「敬老堂」はソウル市が、最近、高齢者の特性を考慮して開発したユニバーサルデザインが適用された。

階段とスロープ、トイレに手すりを設置して、目立つ色にして使いやすくした。玄関には取っ手付きの椅子を置き、靴を履く時に発生しやすい転倒を予防している。

休息とお茶の時間などを過ごす多用途空間には、立ったまま使える家具と座床などを設置し、座っている利用者と立っている利用者双方により便利な選択ができるようにした。

ユニバーサルデザインは、人々が、年齢、性別、障害、国籍に基づいて差別を受けずに安全で便利な製品や設備、サービスなどを利用できるようにする設計である。

ソウル市は、ユニバーサルデザインの普及を通じて「ユニバーサルデザイン都市、ソウル」を構成する方針だ。高齢者、身体障害者など社会的弱者の多様なニーズや特性を考慮したユニバーサルデザインを普遍化した「デザイン福祉」を実現し、「安全で便利な都市環境」を構成するという趣旨だ。

ソウル市は、来年から市の予算支援を受けるすべての公共建築物にユニバーサルデザインを義務的に適用することにした。勧告レベルを超え、義務化したものである。

ソウル市は、性別、年齢、国籍、障害の有無に関係なく、すべてのターゲットを網羅した「ソウル市ユニバーサルデザイン認証制」を2022年から試験運営する。専門人材の養成のために、大学、研究機関などと協力して大学教科カリキュラムを開設し、専門家らによる教育も実施する。

ユ・ヨンシクソウル市文化本部長は「過去の公共デザインが美的、機能、合理的に都市を作ることだったとしたら、コロナの後の時代には、誰一人疎外されないように、すべての市民に気配りをして採用するデザインを推進しなければならない」と述べた。
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