ソン・ガン の最新ニュースまとめ
韓国俳優ソン・ガンは、今月22日にNetflixで配信された新ドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」(以下、「Sweet Home」)で、引きこもりの高校生ヒョンスを熱演し、好評を得ている。
本作は同名のウェブトゥーンが原作で、連載と同時に熱い支持を得て人気作となっただけに、今回のドラマ化はさらに大きく期待された。公開後、韓国はもちろん海外でも、Netflixのランキング上位に張り込み、関心を集めている。
主人公のチャ・ヒョンスを演じたソン・ガンは、死まで考えた少年の不安な内面から、モンスター化していきながら生じる外面的・内面的変化を細かく描き、今注目の若手俳優だ。
Q.300億ウォン(約30億円)の大作に対するプレッシャーは?
キャスティングが決定された時には、制作費に対する話は聞いていませんでした。でもそれを聞いてからは、ものすごいプレッシャーでしたね。どうやってヒョンスをうまく引っ張っていけるのかということを、たくさん考えました。突然変異していくヒョンスを同時に表現しなければならず、本当に悩みました。どうしたらもっと悪い存在のヒョンスも表現できて、どうしたら引きこもりのヒョンスも演じられるのか、ずっと考えて本当に簡単に、ヒョンスは僕の中にある一番内向的な部分を表現しようと思ったし、変異していくヒョンスは僕の中にある一番邪悪な感情を表現しようと頑張りました。
Q. Netflixオリジナルシリーズ「恋するアプリ」、「Sweet Home」と好評を得て“Netflixの息子”というあだ名までついたが…
こういうあだ名をつけていただけるのは、本当にありがたいことですし、これからもさらに良いあだ名をつけていただくために、もっともっと努力しなきゃと思いました。
Q.「恋するアプリ Love Alarm」の監督の推薦で本作に合流したそうだが、オーディションはどんなふうに?
オーディションに臨むときはありのままのソン・ガンをお見せしようとするタイプです。「Sweet Home」のオーディションで監督が、ウェットティッシュの入れ物を通帳だと思って演技してみろっておっしゃって、やってみたんですが、いい評価をしてくださったようです。原作のウェブトゥーンを楽しく読んだので、キャスティングされたと聞いてうれしかったんですが、プレッシャーも大きかったですね。あのキャラクターたちを全て表現しなければならないし、モンスターと対面した時の感情や表情をどうしたらいいのか、すごく悩みました。プレッシャーが本当に大きかったんですが、監督と何度も話をしながら少しずつ軽くなっていきました。
Q. 「Sweet Home」が配信されてからアメリカのランキングで7位、世界中のNetflixで良い成果だったが…
実感がわきませんね。僕が出演したドラマが、こんなふうに上位に入るなんてうれしいんですが、本当に実感がわきません。
Q.完成した「Sweet Home」を見てどうだった?
8か月間、作業してきたドラマなので深い愛着があります。ドラマを見ながらたくさんの思い出が浮かんできました。非常に愛着があるし、僕があんなふうに演じたんだな、あんな表情をしたんだな、と思ったりして楽しかったです。
Q.「恋するアプリ」や「悪魔がお前の名前を呼ぶ時」のイメージとは180度違うキャラクターだがそれに対する満足度を点数で表すと?
75点くらいかな。ヒョンスに対する変身の悩みは多かったんですが、現場で監督が助けてくださったってこともあるし、総合的に75点くらいです。
Q.原作とヒョンスの性格が少し違うが、演じながら強調したかった部分は?
ヒョンスが引きこもりなのでこじんまりしていなければなりませんでした。もさっとした髪の時は肩を縮こまらせて首を下げて、より小さく見せるようにしました。僕の中で一番内向的な姿を引き出そうとしたんですが、今考えてみると、もう少し内向的にしたらよかったんじゃないかと、少し残念に思いますね。ドラマを撮影しつづけながら成長したので、その時撮ったものを見ると、そういう残念に思うところが出てきます。
Q.CG撮影は難しくなかったか?
映像でだけ見ていたクロマキー合成を実際にするというのが面白かったですね。一人で演じなければならないので、ものすごく集中しようと頑張りました。ヒョンスと幻のヒョンスとの呼吸や感情はどういうものかとたくさん考えました。モンスター化した後の瞳はCGで、口角は演技です。より邪悪に見えるように、最大限口が裂けるような表情を練習しましたね。
Q.ヒョンスとのシンクロ率が高いという反応を得たが…
台本を見るとヒョンスの感情が響いてくるんですよ。特にダークな面がそうでしたね。僕と似ている面が多いなと思いました。シンクロ率が平均以上にはなるかなと思いましたよ(笑)。
Q.脚色の過程でヒョンスが変わっていったが…
ヒョンスの意一番大きな部分は、いじめられっ子からだんだんと正義感に燃えて住民たちを守らなきゃいけないという考えが大きくなっていくところで、その部分をしっかり表現しようとしました。脚色はドラマだけの魅力があると思い、満足して撮影に臨みました。
Q.「こんなイケメンのいじめられっ子がいるか」という反応もあったが…
ありがたいですね。監督も最大限、かっこよさといった外面的な部分を消さなきゃいけないとおっしゃっていました。そういったディレクティングに合わせて頑張りました。
Q.エンディングでは健康そうな感じだったが、対比するビジュアルを考えて調整したのか?
そういう準備はしませんでした。もさもさ頭の時は肩をすぼめて、短い髪になってから胸を張りました。でも撮影中に体重が減りましたね。始めた時の70kgから65kgまで落ちたんですが、体力的に大変だと感じたことはないんです。感情をどう表現するか考えてばかりいたので、体力的なつらさはあまり感じませんでした。
Q.ヒョンスの欲望は何だったんか、なぜモンスターに蚕食されなかったと思うか?
子どもたちに会って、ヒョンスの過去を思い出しながら少しずつ生きようという欲望が出てきたんです。グリーンホームの住民と暮らしながら、生きよう、守ろうという欲望に変わったのではないかと思います。幻のヒョンスの存在から自分自身を守りたかったんじゃないでしょうか。
<インタビューその2>に続く
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