去る12日(現地時間)PTABは、SKイノベーションがLG化学のバッテリー新設法人であるLGエネルギーソリューションを相手取って提起した特許無効審判(IPR)2件に対して、調査開始拒否の決定を下している。PTABは昨年11月に却下した6件まで、SKイノベーションが請求した計8件の審判請求を却下した。
SKイノベーション側は手続き上の理由で却下されたという立場だ。昨年9月以降、米国特許商標庁は請求されたIPRが米国国際貿易委員会(ITC)にも提起された場合、重複請求と見て却下しているが、自社が申請した時点(昨年5~7月)にはITC訴訟中に申請されたIPRもほとんど開始されていたという。
イム・スギルSKイノベーションValue Creation Center長は「IPRを申請したのは客観的に分析した結果、無効の可能性が非常に高かったため、当然の判断だった」と述べた。
特にSKイノベーションは、PTABがIPR申請を却下しながらも、「合理的な無効の可能性を示した」ことに注目している。PTABは争点になっている517特許(韓国310特許)についても却下決定文で「申請人が特許無効に関する強い根拠(a reasonably strong case on unpatentability)を提示した」と言及した。
イムセンター長は「310特許は2011年に韓国の裁判所で無効という判決まで出ていた特許」とし、「米国特許商標庁の政策変更により、IPRが却下されたことに関する論争は必要ないと考えられ、SKイノベーションは特許無効について訴訟事件で明確に争う予定」と明らかにした。
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