ツアーを企画・制作する<スターMエンターテインメント>は30日、Rainが同日ロサンゼルス市のステイプルズセンターでコンサートを行う予定だったが、韓国から空輸した装備が市の電気、消防規定に合わず使用できないとの通達を受けたため、全面中止の決定を下したと明らかにした。
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先ごろ米音楽プロダクションが“Rain”の名称使用をめぐり商標権訴訟を起こしたことから、Rainは先月15日のハワイ公演をはじめアトランタ公演、ニューヨーク公演、サンフランシスコ公演を相次ぎキャンセルしていた。唯一期待されていたロサンゼルス公演までもが開催できなかったことになる。
30日に会場確認を行った市の安全担当官とステイプルズセンター担当者は、午後4時半ごろ超大型発光ダイオード(LED)スクリーンと舞台移動用のベルトコンベヤー、噴水装置のポンプ、スクリーン作動用モーター、火炎作動装置などの使用を禁じた。<スターMエンターテインメント>側は開演2時間前にキャンセルを観客に通知し、返金手続きを行った。
会場に詰めかけた数千人のファンには公演中止の正確な理由が伝えられず、一部では抗議する姿も見られる騒動となった。日本をはじめ台湾、中国などアジア各国から多くのファンがこの公演のために訪れていたという。東京から訪れたある女性も「わざわざ休暇を取ってRainの公演を見に来たのに」と残念そうな表情を浮かべていた。
舞台装置を担当したマネージャーは、ロサンゼルス公演のプローモーター側に電気など施設使用確認を何度も要請し、問題ないとの回答を受けた上で、20トンの装備を空輸したと話している。しかし市当局は、米機関が安全性を認めた装置にしか電気を供給できないと判断したため、今回のような事態に陥ったという。Rainは「1曲でも歌えるなら公演をしたい」と断行の意志を示していたが、基本的な舞台装置の準備もままならないため中止としたと説明し、遠くから訪れたファンに申し訳ないと謝罪した。
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