チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ主演のブロックバスター『タイフーン』(監督:クァク・キョンテク/制作:チンシンサフィルム)が、西海交戦の殉国者たちの魂を偲ぶ。

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『タイフーン』は来年末に公開予定。29日の釜山映画撮影所では、全出演キャストと制作スタッフが集結し、“大ヒット祈願”のお参りを行なった。そして30日、釜山にて延々と8ヶ月も続く長期撮影のスタートを切った。

クランクイン後、初の撮影シーンは、劇中海軍将校カン・セジョン(イ・ジョンジェ)が、釜山當甘洞にある某幼稚園を訪れるシーン。西海交戦で当時殉職した(故)ユン・ヨンハ海軍少領の2回忌を慰問しに行く設定。また、彼が実際に海軍兵学校50期だったことも劇中で明かされる予定だ。

『タイフーン』制作陣はすでに、(故)ユン・ヨンハの遺族より、故人の実名を映画に使用しても良いという許可を得ていた。しかし、先月から接触を開始している海軍政府は、まだ結論を出すことができない状況にある。
だが、クァク・キョンテク監督は「大韓民国の軍全体が後押ししても惜しくない映画」と語り、自信をのぞかせた。

また、最近ずっと映画で悪役専門に活躍していたチャン・ドンゴンは、「悪役は面白い。ただ、今回の役は『ブラザーフッド』や『友へ チング』で見せた狂気的な役よりは、もう少し穏やかなキャラクター」と語り、強い意欲を見せた。
イ・ジョンジェは「3ヶ月間、某空輸特戦部隊で浸透訓練と落下訓練、特攻武術教育まで受けた」「精錬潔白な海軍将校役が、自分にとても合ってるようだ」と満足な様子だった。

『タイフーン』は、北朝鮮からの亡命者であり、朝鮮半島にテロを敢行する海賊のチャン・ドンゴンと、海軍特殊戦将校イ・ジョンジェの息詰まる攻防を描いたアクション作品。 130億ウォンの総制作費を投入し、12月まで釜山で撮影が行なわれ、その後はタイに場所を変えて本格的な撮影に突入する。5・6月にロシアでの撮影を最後に、8ヶ月間の撮影を終える予定だ。

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