日本政府は、ファイザー-バイオエンテック、モデルナ、アストラゼネカ-オックスフォード大などから5億6400万回分のワクチンを購入した状態だ。アジア諸国の中では最大規模の確保量で、1億2600万の人口をすべて接種しても残る分量である。
10日NHKなど日本のメディアによると、菅首相はこの日、政府・与党連絡会議で「有効性と安全性を確認し、来週半ばには接種を開始する」と明らかにした。
最初に接種となるのはファイザーワクチンである。日本政府がファイザーから供給を受けるワクチンは、1億4400万回分で、厚生労働省は12日、ワクチンの使用承認審査を開始する。先立って、ファイザーは昨年12月に厚生労働省に特例承認を申請した。
審査が行われる14日、ファイザーワクチンの初期の分量が日本に到着し、各地域の病院などに供給される。以後15日ワクチンを正式承認し、17日に接種を開始する計画だ。
17日に開始される接種は、ワクチン接種に同意した医療従事者1〜2万人が対象である。政府はまず彼らに接種を開始した後、3月中に医療従事者370万人を対象に、二次接種に着手する計画だ。
医療従事者を対象とした接種が円滑に進めば、4月1日から65歳以上の高齢者3600万人にも接種に乗り出す見通しだ。
しかし、日本政府が接種に必要な特殊注射器を確保できておらず、1瓶当たりの接種回数が6回から5回に減り、全体の接種者も減ることになる。これにより、今後接種計画も支障をきたす可能性が高い恐れが出てくる。
ファイザーの次はアストラゼネカワクチンとなる可能性が高い。アストラゼネカは5日、ファイザーに続いて二番目に日本にワクチンの承認を申請した。
ファイザーワクチンが日本当局の使用承認を受ければ、アストラゼネカワクチンの承認も迅速に行われるだろうという、日本メディアの説明だ。ただし、日本では65歳以上の高齢者にアストラゼネカワクチンを接種しないことを決定した。
アストラゼネカワクチンは65歳以上の臨床試験のデータが少なく、高齢者に対する効果も各国で意見が分かれており、まだ様子を見るべきだというのが日本政府の立場である。
モデルナの場合、まだ日本当局に使用申請をしていないため、接種まで多少時間がかかると思われる。
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