李知事はこの日、自身のフェイスブックに「ユ・スンミン元議員が大統領に向かって、妄言を吐いた」とし「大統領に対する常識外の冒涜であり、国民の高い主権意識を貶める」とユ元議員を批判した。
これに先立ちユ元議員は「大統領個人のお金なら、このようにむやみに使うことができるだろうか。自分が納めた税金で自分を慰めるというのはおかしいのではないか」とし「だから選挙を控えた買票行為だと言われるのだ」と皮肉った。
李知事は「実力を備えて国利民福のために善意の競争をするより、足を引っ張ることで反射利益を狙った旧態依然の保守野党の姿は切ない」とし「国民の偉大さにも及ばない低級政治」と述べた。
また「コロナの大危機が発生すると世界主要国は、平均GDP(国内総生産)比13%に達する莫大な赤字財政支出を甘受して国民を支援した」とし「我々は保守野党に阻まれ、GDP3%程度の赤字を甘受しただけ」と反論した。続いて「経済活性化、雇用維持、社会安全網拡大のために積極的かつ前例のない拡張財政政策が必要だ」とし「手綱を締めるのではなく、掛け金を外すべき時」と付け加えた。
一方、野党はコロナ慰労支援金に一斉に批判の声を上げた。キム・イェリョン国民の力報道官はこの日の論評で「選挙用の士気高揚支援金ではなく、具体的な損失補償対策を明らかにせよ」と述べた。
また「この政権は『白紙小切手』で選挙用の歓心を得ることだけに没頭しているようだ」とし「国民が払う税金を事前に確保し、自分がいいことをするかのように選挙のために乱発し、国民を錯覚させる偽善は行ってはならない」と皮肉った。
ソウル市長補欠選挙に出馬したナ・ギョンウォン(羅卿瑗)候補も批判の列に加勢した。羅候補は「そのお金はどこから出てくるのか。国民がコロナで生活が苦しい中でもきちんと納めた血税だ。そのお金をまるで小遣いのように思っている」とし「4次災難支援金まで与えれば国家債務は1000兆ウォン(約93兆7831億円)まで増える。子どもたちの財布からお金を取り出して使い、恩着せがましくしているのも同然だ」と話した。
さらに「選挙が近づくと焦って『我々に投票してくれればお金を与える』と大差ない買票をしている」とし「下の石を抜いて上の石を当てる無責任な政治の結末は重い審判だ。ムン・ジェイン(文在寅)政権、どうか自重してほしい」と強調した。
アン・ヘジン国民の党報道官は‘今日の国民一行’で「税金をどんどん出し、自分のお金であるかのように気前よく使う政府与党の税金に、涙はどんどん出て腰が曲がる一般庶民」と評した。
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