25日(現地時間)ロイター通信によると、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長は「IOC執行委員会が、オーストラリアのブリスベンを2032年のオリンピック開催の優先交渉都市とすることを満場一致で承認した」と前日発表した。
IOCはブリスベンを優先交渉都市に選定した理由として△既存の競技場の80〜90%を活用した大会の開催計画△大会が開催される7〜8月の天候がよい△国際的なスポーツイベントを主催した経験などを挙げた。
ブリスベンが属するクイーンズランド州のゴールドコーストでは、2018年にコモンウェルスゲームズを開催した。
IOCは2019年、効率を高めるためにオリンピック開催地の選定方法を投票前に候補都市が選挙運動をする方式から、委員会が投票して優先交渉都市を選定する方式に変更した。
2032年のオリンピック開催交渉を独占的に進めることとなったオーストラリアは、IOC総会の投票で承認されれば、メルボルン(1956年)、シドニー(2000年)に続いて3回目のオリンピックを開催することとなる。
ただしIOCの投票がいつ行われるかは確定しておらず、オーストラリアとの交渉の結果に基づいて決定される。
オーストラリアが2032年オリンピックの優先交渉都市に選定され、2018年の平昌冬季オリンピックとジャカルタアジア大会での南北チームの出場に続き、2032年のオリンピックを南北共同で開催して南北交流を強調していこうとした計画に支障が生じた。
先立って韓国、北朝鮮を含め、中国重慶と成都、インドネシアのジャカルタ、ハンガリーのブダペスト、カタールのドーハ、ドイツのライン-ルール、トルコのイスタンブールなどが2032オリンピックの誘致を目指していた。
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