釜田駅で蔚山市の宋市長から報告を受ける文大統領(右から3人目)=25日、釜山(聯合ニュース)
釜田駅で蔚山市の宋市長から報告を受ける文大統領(右から3人目)=25日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、南部の釜山を訪れ「東南圏メガシティ」の構築に関する報告を聞き、推進状況を点検した。 東南圏メガシティは、釜山市と近隣の蔚山市、慶尚南道が力を合わせ、市民・道民800万人による共同の生活圏と経済圏を構築する戦略だ。ここには三つの地域を経済、生活、文化、行政共同体として統合する具体策が盛り込まれている。 青瓦台(大統領府)と政府は、こうした戦略と積極的な支援により、2040年までに東南圏の人口の大幅増、地域内の総生産増加といった効果を得られると期待している。 文大統領は釜山鎮区の釜田駅を訪れ、宋哲鎬(ソン・チョルホ)蔚山市長から東南圏での広域交通網構築などを骨子とする生活共同体・行政共同体の造成計画について報告を受けた。 釜山訪問には与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官、海洋水産部や行政安全部、国土交通部の長官らも同行し、東南圏メガシティ戦略に対する全面的な支援を約束した。 一方、訪問を巡っては、野党から4月7日の釜山市長補欠選挙を見据えた「選挙用」だとの批判が相次いだ。 文大統領の釜山訪問は1年ぶり。総選挙の2カ月前だった昨年2月上旬にも同地を訪れている。
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