「東南圏メガシティ」の構築に関する報告会で発言する文大統領=25日、釜山(聯合ニュース)
「東南圏メガシティ」の構築に関する報告会で発言する文大統領=25日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が25日に南部の釜山を訪れ「東南圏メガシティ」の構築に関する報告を受けたのは、釜山市長補欠選挙(4月7日)への介入だとする野党側の反発に対し、青瓦台(大統領府)は同日、地域経済を活性化するための訪問であり、以前から決まっていた日程だったとした上で、選挙とは無関係だと強調した。 青瓦台の康珉碩(カン・ミンソク)報道官は「文大統領は韓国版ニューディールの円滑な推進と地域の均衡発展のために関連現場の訪問を続けている」とし、「先月11日の新年の辞でも超広域圏の地域均衡ニューディールを強調した」と説明した。 東南圏メガシティは、釜山市と近隣の蔚山市、慶尚南道が協力し、市民・道民800万人による共同の生活圏と経済圏を構築する戦略。ここには三つの地域を経済、生活、文化、行政共同体として統合する具体策が盛り込まれている。 釜山訪問には与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表と金太年(キム・テニョン)院内代表、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官らも同行し、東南圏メガシティ戦略に対する全面的な支援を約束した。 一方、訪問を巡っては、野党から釜山市長補欠選挙を見据えた「選挙用」だとの批判が相次いだ。
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