日本メディア「文大統領 両国関係改善の意思…徴用工問題・慰安婦問題に言及せず」 = 韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本メディア「文大統領 両国関係改善の意思…徴用工問題・慰安婦問題に言及せず」 = 韓国報道(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)大統領の三一節(3・1独立運動を記念する日)の演説について日本の読売新聞は、文大統領が「過去の問題は過去の問題として解決していきながら、未来志向的な発展に力を注がなければならない」と述べ、両国関係改善に向けた意思を示したと報道した。

 さらに「日韓間の懸念」となっている元徴用工と元慰安婦について、直接的に言及はなかったと伝えた。

 また、文大統領が「韓国政府は、いつでも日本政府と向かい合い、対話する準備ができている」という発言に「日本側の前向きな対応を求める意向もにじませた」と報道した。

 日本の時事通信は、文大統領が「韓国の成長は日本の発展に役立ち、日本の成長は韓国の発展に役立った」と過去数十年の日韓の経済協力関係にも言及したと伝えた。

 また、文大統領は元徴用工問題などでの「具体的な解決策は示さなかった」とも伝えた。

 一方、3・1独立運動とは1919年3月1日、当時、朝鮮半島を9年間統治していた日本に対して韓国の独立を要求する運動のこと。「独立万歳運動」や「万歳事件」とも呼ばれ、三・一事件とも呼ばれている。

 韓国ではイギリスからの独立運動で非暴力主義を主張した印度のマハトマ・ガンディーの影響や、米国大統領ウイルソン氏の民族自決主義に影響を強く受けた世界情勢の産物として高く評価されている。従って、3月1日は韓国の祝日として指定され、盛大な記念式典が毎年行われている。現職大統領は必ず出席し、演説を行うことが慣例となっている。

 しかし、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では、プロレタリア階級の主導ではなく、ブルジョア階級が主導し、失敗してしまった革命として否定的に評価されている。
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