5日(現地時間)フィラデルフィア市議会によると、デイビッド・オー(共和党)市議会議員が先月25日に発議したラムザイヤー教授の論文に対する反対決議案が、前日 議会で可決された。
この決議案は「歴史的合意と日本軍の性奴隷を強要された女性 数千人に対する歴史的証拠と矛盾したラムザイヤー教授の論文“太平洋戦争の性契約”に反対する」とし「極度に不正確で、数千人の被害女性に対する侮辱的な話だ」と明示している。
慰安婦が韓国をはじめとしたアジア各国の女性たちを強制的に動員した「おぞましい人身売買制度」だと規定し、日本が“河野談話”を通じて強制動員を認め謝罪したが、その後 安倍晋三政権において「歴史のひっくり返し」がなされた点も紹介した。
また この決議案は「ラムザイヤー教授の論文は、このような女性たちに加えた深刻な不義と苦難を、“契約関係の売春”と規定した無礼な歴史修正だ」として、米東北部韓人会連合会など様々な韓国系団体とハーバード大学の韓国人学生会が、謝罪と論文の撤回を要求した事実を伝えた。
特に 米連邦下院をはじめとしてカナダ・オランダ・EUなど各国の議会で、すでに元慰安婦たちを支持し日本の歴史否定に反対する決議案が通過した事実に注目している。決議案は「戦時の残酷行為による被害者たちとしては、自身の経験談が正確に語られるのが当然であり、危険な歴史修正を糾弾しなければならない」とし「生存者たちと全世界の女性たちの代わりになって、歴史的残虐行為を最小化しようとする危険な試みを反対し続けるべきで、そのようなことが再び起きないようにしなければならない」と求めた。
フィラデルフィア市議会の決議案は、先月1日 日本の報道を通じてラムザイヤー教授の論文が一般に初めて知られ 物議を醸してから、1か月あまりで通過した。連邦または州議会の次元ではないが、人口規模では米国内で6位の大都市であるフィラデルフィアにおいて糾弾決議案が出たという点で、その意味は小さくないと評価されている。
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