忘れられないこの日…東日本大地震から10年の追悼式＝韓国報道

東日本大震災から10年の追悼式が11日、東京・千代田区の国立劇場で、日本政府主催で行われる。天皇皇后両陛下も出席する予定だ。

ことしの追悼式はコロナの感染拡大防止のため、市民の献花は省略し、出席人員も200人ほどに縮小する。日本政府は毎年追悼式を行ってきたが、昨年はコロナの影響で中止した。

ことしは10年目であり天皇皇后両陛下も出席する。今まで追悼式には、秋篠宮皇嗣同妃両殿下だけが2017年から代表として参加してきた。

ただし日本政府は、追悼式の実施はことしまでとする予定だ。加藤勝信官房長官は2日、記者会見で「政府主催の追悼式は、ことしまで実施する」とし「来年以降についてはその時の状況を踏まえて判断する」と述べた。

日本政府は今までに30兆円を復興費用に投入してきたが、主に新しい建物やインフラの建設に集中し、被害住民のトラウマ治療のためのメンタルヘルスサービスなど人的被害の回復は不十分だったという指摘が出ている。

原発廃炉と放射能汚染水処理の問題は解決していない。10年が過ぎたが原発廃炉には時間がかかっており、すべて完了するまでには数十年かかると予想される。

日本政府は、2041〜2051年の廃炉を目標としているが、日本原子力学会はそれは難しいという見解を示している。

また、大量の放射能汚染水処理の問題をめぐり、日本政府が複数の代替案のうち海洋放流を検討しており、国際的葛藤が予想される。