ロイター通信によると、国連のキンタナ人権調査官は10日(現地時間)国連安全保障理事会で、国際社会が北朝鮮核問題に焦点を置き、人権問題が黙殺されているとし、「北朝鮮政府が犯している殺人、拷問、強制堕胎、政治的迫害などの重大な犯罪行為をICCに提訴すべきだ」と述べた。
キンタナ調査官は、最近北朝鮮内で新型コロナウイルス封鎖措置に背いたことに対し厳重な処罰が下されたとの報道に懸念を示し、「反人倫的な犯罪が続いている可能性がある」と強調した。
キンタナ調査官は、2014年に北朝鮮で市民らに対する理由のない迫害、殺人、強制労働、強姦、強制堕胎、性暴力、政治的迫害などの問題が起こったとの調査結果を国連が入手したとし、こうした弾圧が続いているだろうと述べた。
そして、「こうした弾圧を防がなければならないとの切迫さは国家的利益に取り残されてはいけない」とし、核問題だけを重視する国際社会を批判した。
また、北朝鮮内で新型コロナウイルス拡散を防ぐための防疫措置が飢餓を増加させ、北朝鮮の市民らの経済的困難を悪化させたとの報告書に言及し、「反人道的な犯罪の持続に対し、何らの措置もとらない国連安保理も責任をとるべきだと考える」と述べた。
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