従軍慰安婦問題を初報道した元朝日新聞記者、“捏造”主張に対して起こした裁判で敗訴確定=韓国報道(画像提供:wowkorea)
従軍慰安婦問題を初報道した元朝日新聞記者、“捏造”主張に対して起こした裁判で敗訴確定=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 故キム・ハクスンおばあさんの従軍慰安婦”被害”を初めて報道した朝日新聞の植村隆元記者が自身の記事を“捏造”であると攻撃した人物を相手取り起こした損害賠償訴訟で最終的に敗訴した。

 日本の読売新聞・朝日新聞などによると14日、植村元記者が名誉を毀損(きそん)されたとして麗澤大学の西岡力客員教授と週刊誌『週間文春』を相手取った損害賠償訴訟で、日本の最高裁判所第一小法廷が11日に原告側の上告を棄却した。これで植村元記者の1、2審敗訴判決が確定したことになる。

 現在、『週刊金曜日』発行人兼社長の植村元記者は1991年1月11日、朝日新聞の紙面を通じてキム・ハクスンおばあさんの“慰安婦被害”の証言記事を載せた。

 西岡客員教授は当時の記事で慰安婦被害者を“挺身隊”と呼んだことを指摘し、植村元記者の記事を捏造だと批判する論文を出した。

 当時は慰安婦被害が詳しく知られていなかったため、“挺身隊”と“慰安婦”が混用されていることを利用して“捏造”としたのである。

 これを受けて植村元記者は2015年に東京地方裁判所に西岡客員教授と彼の主張を掲載した『週間文春』側に謝罪広告の掲載と損害賠償金2750万円を請求する名誉毀損訴訟を起こしたが、1審で敗訴した。

 さらに2020年に開かれた二審でも東京高等裁判所は一審での判決を引用し、植村元記者は敗訴した。

 植村元記者はまた、自身の記事を捏造だと誹謗してきた右翼関係者に対する名誉毀損訴訟でも昨年11月に敗訴している。

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