米国務省は14日(現地時間)、トニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官の日本および韓国訪問を控えて、「日韓関係より重要な関係はない」とし「米国は日・米・韓3か国の協力を新型コロナウイルスと気候変動問題などに拡大推進し、北朝鮮の非核化を含めて幅広いグローバル問題に対する三者の協力を再活性化している」と明らかにした。
それとともに、日・米・韓の協力の重要性について、「自由と民主主義、人権と女性の権利拡大、気候変動への対応、地域とグローバル平和の促進、安全保障ならびにインド・太平洋をはじめとする全世界の法治秩序を維持するのに核心となっている」と強調した。
これにより、今回の国務長官と国防長官の訪韓で、軍事的協力案について重きを置いて議論されるものと観測される。ジョー・バイデン政権が中国の牽制に最優先順位を置いたインド・太平洋戦略の重要性とそのための日・米・韓の協力を強調するという意味だ。
日・米・韓の3か国は毎年、四半期ごとに北朝鮮の弾道ミサイルに対応した探知・迎撃訓練である「ミサイル警報訓練」を行っている。オーストラリアまで参加する合同海上訓練を実施した前例もある。これに加えて、一部では「日・米・韓の合同訓練定例化」が今回の米韓長官会談で主要議題になるという見方も提起されている。
しかし、これについて韓国国防部は「現在、今回の会談関連の議題について協議中」とし「日・米・韓の合同訓練関連の事案は含まれていない」と明らかにした。
これとともに、ロイド・オースティン国防長官が、米韓合同訓練終了2日前の17日に訪韓することになっており、訓練の参観可能性について提起されたが、国防部関係者は「新型コロナウイルスなど様々な状況のために日程を最小化している」とし「合同訓練の参観計画もないものと聞いている」と述べた。
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