【ソウル聯合ニュース】在マレーシア北朝鮮大使館に勤務する外交官とその家族が21日午前(現地時間)、大型バスに乗ってクアラルンプール空港に向かった。北朝鮮が自国民の活動家を犯罪者として米国に引き渡したと非難してマレーシアとの断交を通告したことに対し、同国は在マレーシア北朝鮮大使館関係者に国外退去を命じていた。 現地メディアなどによると、キム・
ユソン北朝鮮大使代理は「今回の事件は米国の極悪非道な政策でつくられた反北陰謀の産物」と非難し、マレーシア政府に「米国を盲目的に支持した。無実のわが国民を米国に引き渡し、両国関係の根幹を全て破壊した」とする声明を発表した。 マレーシアと北朝鮮は1973年に国交を樹立してから友好関係を維持してきた。しかし、2017年2月にマレーシアの空港で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が暗殺される事件が発生したことを受け、両国の関係は悪化していた。
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