駐マレーシア北朝鮮大使館の職員を全員帰国…盲目的に米国を支持したと非難＝北朝鮮

マレーシアとの外交関係断絶を宣言した北朝鮮の駐マレーシア大使館職員と家族らが全員北朝鮮に戻る。

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ロイター通信によると21日(現地時間)、駐マレーシア北朝鮮大使館の職員と家族らを乗せた大型バスが、この日クアラルンプール空港に向けて出発した。バス出発前、キム・ユソン北朝鮮大使代理は声明を出し、「マレーシア当局は盲目的に米国を支持した。マレーシアが無実の北朝鮮国民を米国に引き渡したことにより、両国関係の根幹を根こそぎ破壊した」と非難した。

続けて、「マレーシア政府は今回の事態がもたらす結果に耐えなければならない」とし「今回の事件は米国の極悪無道な政策により作られた反北朝鮮陰謀の産物だ」と主張した。

互いに相手国の大使を追放し、北朝鮮は自国内のマレーシア人を全員抑留して、人質とみなしながら断交直前まで行った。その後も相手国に大使を送らない状況が続いていた中、マレーシアがクアラルンプールに住んでいた北朝鮮人実業家のムン・チョルミョン氏を資金洗浄・国連制裁違反などの疑いで逮捕し、身柄を米国に引き渡すと、北朝鮮が外交関係の断絶を宣言した。

マレーシア政府も北朝鮮の外交官と家族らに48時間以内に去るよう命令すると、「(キム・ジョンナム暗殺事件以後)2017年からすでに運営が中断された駐ピョンヤン(平壌)マレーシア大使館は閉鎖される」と発表して対抗した。