元慰安婦イ・ヨンス氏、「国家人権委員会委員長」と面会＝「慰安婦問題ICJ付託」を改めて要求

日本軍元慰安婦のイ・ヨンスさんがチェ・ヨンエ（崔永愛）国家人権委員会委員長と会い、慰安婦問題の国際司法裁判所（ICJ）付託を支持してほしいと改めて訴えた。

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日本軍慰安婦問題ICJ付託推進委員会（推進委）代表を務めているイさんは26日午前、ソウル中区人権委を訪れチェ委員長と40分ほど面会した。

イさん側は面会後、取材陣に対し「チェ委員長に『ICJ付託は、被害者の名誉と人権を回復できる唯一の方法』と説明した」と明らかにした。また、「ICJという第3者が慰安婦問題を扱えば、日韓外交と過去の問題をツートラック・アプローチできるだろう」と強調したと伝えた。

これ対してチェ委員長は「内部調整と議論を経なければならない」とし「ICJ付託について（立場発表などを）検討する」と答えたと伝えられた。

イさん側は△慰安婦問題が当時の国際法上、戦争・反人道的犯罪に該当するか△1965年の日韓請求権協定で個人請求権が消滅したのか△日本政府に対する韓国裁判所の賠償判決に効力があるかなどをICJで争ってみようという立場だ。

イさんは今月初めにチョン・ヨンエ女性家族部長官（鄭英愛）、チョン・ウィヨン外交部長官（鄭義溶）との面会をし、韓国政府が慰安婦問題をICJに付託し、これを議論するためにムン・ジェイン（文在寅）大統領と会わせてほしいと要請していた。